新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 / 西寺郷太

World's End Recordから、愛をこめて。

Hallelujah Travelerというフリーペーパーを一緒に作っている友から、プレゼントされたこの本。
せっかくなので読書感想文を書いておきます。

そもそも著者の西寺さん(ノーナ・リーブスのVo.)がマイケル愛好家であると知ったのは、ライムスター宇多丸のウイークエンド・シャッフルにて彼が熱弁をふるっているのを聴いたときでした。若干、宇多丸さんになだめられつつもその熱弁を止めない彼の姿が(ラジオなので見てないけど)とても印象的でした。Podcastでも聴けるので、良ければ聴いてみてください。

「知らないこと」は武器でもあるが、それ以上に罪である。そう再認識させられる本でした。例えば彼がどんどん白くなっていく様は周知の事実ですが、多分その事実を知っている人数と、白斑症であったことを知っている人数を比較すれば、後者の方が少ない、と思います。そもそもペプシのCMで大やけどしてたとか、鼻を骨折したのがきっかけで整形に踏み切ったとか、恥ずかしながらそういう事実があったこと、知りませんでした。

彼の肌は病気であるということは何となく知っていましたが、それとは別に、彼が白人になりたがっていたことが、彼の肌を白くしているのではないか、と思ってもいました。そんなことはなかったんですね、きっと。

実際のところはわかりません。この本はとても読みやすく、彼の人間関係や音楽的な嗜好、家族とのジレンマ等々を軽快に書いてます。でも、西寺さんがマイケル本人でない以上、いや、この本を読んだ限りでは、マイケル本人であっても、自分自身のことを正直に告白する機会なんてありえなかったのでないかと思ってしまいます。

ただ、Thee Michelle Gun Elephantのアベが亡くなったときに「それでもミッシェルはなくならない」って思ったのと同じように、マイケルの曲に罪はないし、色褪せることもない。清潔であり、潔癖である曲やリズムは、いつだって世界中の人の心を掴み続ける。そう信じています。

個人的には85年の、USA for AfricaでのWe Are The World付近の記述が好きです。この曲で洋楽への興味を持った自分は、これをきっかけに、シンディ・ローパーやブルース・スプリングスティーン、ハリー・ベラフォンテなどなど、80年代のスーパースターに触れていったものでした。「マイケルはグレートだったよ。皆とも良くフィットした」というのがクインシーの言葉だったか思い出せないのですが、もしそうであれば、ちょっと悲しくもありますが(この辺はこの本を読んだら、ひょっとしたらわかってもらえるかもしれません)。

で、チャリティというと、なんとなく胡散臭い匂いも感じてしまうのですが、素直に自分もチャリティってやってみたいって、思います。それがこの本を読んだからなのかどうかはちょっと自分でもわからないんですけどね。でも、やるなら真剣に、透明なところで、やってみたいなって思ってます。チャリティってか、エコかな。やるなら国内で何かやりたい。海外なんて、目が届かないですもんね。moreTreesあたり、すごくいいと思うのですけれど。

最後に。この本でも後半に出てくる「ケント・モリ」について。彼はもともとマドンナのバックダンサーをやってるのですが、マイケルのオーディションにも合格し、彼の(最後の?)ツアーを回るはずでした。しかし結果的にマイケルは亡くなり、というかマドンナがケントさんを離さず、ケントさんはマイケルと一緒のステージを踏むことは無くなりました。ケントさんはマイケルの熱狂的ファンでした。

マイケルの死後、マドンナの提案で、ケントさんはマイケルになります。同じ日本人であることを差し引いても、めちゃくちゃカッコイイです。その動画を貼っておきます。マドンナの筋肉隆々の腕も凄いんですけどね。


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